ベネッセパレットの介護食研究会
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高齢者の栄養

高級嚥下食とは?特徴・種類・価格帯・選ぶ際のポイントを解説

高級嚥下食とはどのような食事かを解説。一般的な嚥下食との違い、種類、価格帯の目安、利用される場面、選ぶ際に確認したいポイントを紹介します。

誕生日や行事などの特別な日には、普段とは少し違う食事を楽しみたい方もいらっしゃることでしょう。嚥下食を取り入れている場合でも、特別な食事を用意したいと考える場面は少なくありません。

また、近年は食べやすさに配慮しながら、見た目や味に工夫を加えた高級感のある嚥下食も見られるようになっています。

本記事では、高級嚥下食の特徴や一般的な嚥下食との違い、利用される場面、価格帯の目安などを整理し、選ぶ際のポイントを解説します。

目次index

高級嚥下食の特徴

嚥下食の中には、食材や盛り付けに工夫を施した高級感のある商品も見られます。嚥下機能に配慮した食形態を保ちながら、料理としての満足感にも配慮して調理されている点が特徴です。

主なポイントとして、次のような点が挙げられます。
・彩りや盛り付けを意識した料理づくり
彩りのバランスを考え、料理の配置を整えることで、食卓の見た目が華やかになり、食事を楽しみやすくなります。

・出汁や味付けなど風味を意識した調理
出汁を効かせた味付けなど、食材本来の風味を感じられるよう調理法にも工夫が見られます。

・国産食材や季節の食材を取り入れたメニュー

国産素材や旬の食材を取り入れたメニューが用意されている場合もあります。食材にこだわった食事として提供されている点もポイントの一つです。

・食材の形を再現する成形技術

魚や肉、野菜などの食材をペースト状に加工し、元の形を再現する方法です。料理の内容が一目で判別しやすくなり、食欲を促します。

・料亭やシェフによる監修

料亭や料理人が監修し、味付けや見た目、メニュー構成などを考えて作られている商品もあります。

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一般的な嚥下食との違い

高級嚥下食と一般的な嚥下食は、どちらも嚥下機能に配慮した食事である点は共通していますが、主な違いは利用目的や食事の位置づけにあります。
一般的な嚥下食は、日常の食事として継続して利用できることを前提に、栄養バランスや食べやすさ、取り入れやすい価格などを重視して作られます。一方、高級嚥下食は、記念日や行事などの特別な場面での利用を想定し、料理の見た目や味、構成などにも配慮されている点が特徴です。

高級嚥下食が利用される場面

高級嚥下食は、日常の食事とは少し違う特別な食事として取り入れられることがあります。例えば、次のような場面で高級嚥下食が提供されます。

・敬老の日や誕生日などの記念日
・お正月のおせち料理
・施設の行事食
・家族とのお祝いの場

嚥下食になっても、家族や友人と「同じものを食べる喜び」は大切にしたいものです。料理の形や盛り付けを再現した食事は、家族や周囲と同じ食卓の雰囲気を演出してくれます。こうした「見た目の工夫」は、施設などでも行事食として取り入れられており、栄養補給だけでなく、大切な食事イベントとしての役割も担っています。

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高級嚥下食の種類

高級嚥下食は、料理の提供方法や用途によっていくつかのタイプに分けられます。主に次のような種類が見られます。
・御膳/セットタイプ
複数の料理を組み合わせたセット形式の食事です。お祝い膳や行事食として利用されます。

・おせち/季節限定タイプ
正月のおせち料理や季節イベントに合わせた限定商品です。見た目の華やかさを重視した商品が多く見られます。

・高級惣菜タイプ

単品料理として販売される商品です。魚料理や肉料理などを個別に購入できます。

なお、高級嚥下食の多くは冷凍食品として販売されており、ご家庭や施設で温めるだけで提供できる商品が主流です。

高級嚥下食はどこで購入できる?

主な購入先としては、高級嚥下食の専門通販や嚥下食メーカーの公式通販が挙げられます。メーカー直販であれば、嚥下区分(学会分類2021)の詳細な確認や、専門スタッフへの相談ができるため、より安全に選ぶことが可能です。

通販で購入できる嚥下食や市販商品の選び方については、以下の記事も参考にしてください。
通販で手軽に始める嚥下食・介護食!冷凍・レトルト・市販商品の選び方と活用法

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価格帯の目安

嚥下食の価格は商品やサービスによって異なりますが、一般的な宅配介護食では、1食あたり500円から700円台程度の商品が多く見られます。

これに対し、高級嚥下食では次のような価格帯が見られます。
・単品惣菜:1,000円前後から 
・御膳/セットタイプ:3,000円台から
・おせち/季節限定タイプ:1万円以上の商品もある

価格差には、素材の質や加工工程、盛り付けの工夫、監修などの付加価値が関係しています。また、商品によっては別途配送料がかかる場合もあります。

嚥下食の食形態と嚥下調整食コード

嚥下食には、ムース食やソフト食、ミキサー食など複数の形態があります。商品によっては、一般社団法人日本摂食嚥下リハビリテーション学会が示す「日本摂食嚥下リハビリテーション学会嚥下調整食分類2021」の嚥下調整食コードなどで、適切な嚥下レベルが示されている場合もあります。

利用者の嚥下状態に合わせて、適切な食形態を選ぶことが大切です。必要に応じて、医師や管理栄養士、言語聴覚士などの専門職に相談することも検討しましょう。

嚥下食の食形態の特徴については、以下の記事を参考にしてください。
嚥下(えんげ)食 とは? その必要性と分類について
嚥下食の分類まとめ|学会基準と実務での活用

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購入前に確認したいポイント

高級嚥下食を選ぶ際は、見た目や価格だけでなく、召し上がる方の状態に合っているかを確認することが大切です。

・対応している嚥下レベル
・保存方法(冷凍・冷蔵など)
・加熱方法や調理法
・試食セットの有無
・日常利用かイベント利用か

宅配サービスや施設での導入を検討する際は、以下の記事も参考にしてください。
嚥下食の宅配サービスとは? 施設や病院で広がる新しい食事支援のかたち

【まとめ】高級嚥下食を検討する際に押さえたいこと

嚥下食の中には、嚥下機能に配慮した食形態を保ちながら、見た目や味、素材に工夫を加えた商品もあります。ペースト状に調理した料理を元の形に再現したり、彩りや盛り付けを整えたりすることで、食事としての満足感を高めている点が特徴です。

行事食や記念日など、特別な食事として取り入れられることが多く見られます。選ぶ際は、見た目や価格だけでなく、嚥下状態に合った食形態かどうかを確認し、利用目的に合わせて選びましょう。

※記事中の写真・イラストは全てイメージです。

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この記事の監修

栄養士

下口 貴正

長崎・福岡の病院厨房MG、本社勤務を経て、中四国エリア事業部長東海支店部長、京都支店長を歴任。
2013年よりベネッセパレット設立準備室へ異動し現在製造本部責任者として介護食・配食の製造に従事する。

長崎・福岡の病院厨房MG、本社勤務を経て、中四国エリア事業部長東海支店部長、京都支店長を歴任。
2013年よりベネッセパレット設立準備室へ異動し現在製造本部責任者として介護食・配食の製造に従事する。

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