2025 12 . 31
パン粥大人向けのパン粥おすすめレシピ!胃腸炎や風邪の時にも取り入れやすいアレンジ方法もご紹介
パン粥は胃腸にやさしく、大人の朝食や軽食、体調不良時にも取り入れやすい一品です。牛乳や豆乳で栄養補給でき、食事系・デザート系などアレンジも可能。保存方法や簡単レシピもご紹介します。

パン粥はやわらかく消化に良い食感で、体調がすぐれない時や胃腸に負担をかけたくない時でも食べやすい一品です。離乳食のイメージが強いですが、大人の朝食や軽食としても取り入れやすく、少量でもエネルギーを補給しやすいのが特徴です。特に、風邪や胃腸炎などで食欲が落ちている時でも、なめらかなパン粥であれば無理なく口にできます。
この記事では、大人向けのパン粥の基本の作り方、簡単アレンジ、保存のポイントまでをまとめて解説します。
目次index
パン粥は大人にも◎基本材料と作り方のコツ
パン粥は離乳食や介護食として知られていますが、胃腸が弱っている時や、食が進まない時の食事にも向いています。やわらかく消化しやすいため、牛乳や豆乳を使えばたんぱく質やカルシウムも手軽に補えます。
パンの選び方
パン粥には基本食パンを使います。白い食パンは煮ると崩れやすく、なめらかに仕上がるため扱いやすいのが特徴です。ミミ(耳)がかたい場合は、取り除くとより食べやすくなります。
液体の選び方
パン粥のとろみや風味は、使う液体で異なります。牛乳はコクが出て自然な甘みが加わり、朝食や軽食にぴったりです。豆乳を使うと、たんぱく質を補いつつ、やさしい味わいに仕上がります。基本はこの2種類から選ぶと、仕上がりが安定します。
やわらかさの調整
パン粥は加熱前の液体を吸わせる時間によって食感が変わります。パンが十分に水分を吸ってふんわり崩れる状態が、最も食べやすい目安です。火を止めて少し置くと、よりまとまりのある食感に仕上がります。
パン粥の基本の作り方は「【高齢者向け】パン粥とは? 基本の作り方とポイントをご紹介」をご覧ください。
介護食におけるパン粥の位置づけ
パン粥はそしゃく嚥下機能が低下した方に用いられる「嚥下調整食」の一つとしても位置づけられます。
パンと牛乳(またはスープなど)を十分に加熱してやわらかくしたうえでミキサーにかければ、パン粥はミキサー食相当のなめらかさにも調整することができます。そのため、嚥下調整食として幅広く活用できます。
嚥下調整食の分類やミキサー食について、詳しくは下記記事もご覧ください。
「嚥下食の分類まとめ|学会基準と実務での活用」
「ミキサー食とは?作り方のポイントや注意点を解説」
パン粥のアレンジで食べやすく、栄養を補う工夫

パン粥は材料の選び方や仕上げを工夫することで、体調や好みに合わせて食べやすく、栄養もしっかり補えます。
パンの種類を変える
白い食パン以外に、全粒粉やライ麦パン、小型ロールパンを使うことで、風味や栄養が変わるため、飽きずに召し上がることができます。
浸す液をアレンジする
デザート系には牛乳や豆乳を、食事系には薄めのスープや出汁を使うと味付けの幅がより広がります。液体によってとろみや風味が変わるため、目的や好みに合わせて使い分けましょう。
トッピングで栄養と彩りをプラス
はちみつやチーズ、粉チーズ、野菜ペーストなどを加えることで、彩りや栄養価がアップし、食欲が落ちている時でも食べやすくなります。
パン粥のアレンジ方法は「いつもの味に一工夫!パン粥のアレンジ方法」の記事も参考にしてください。
大人向けパン粥のおすすめアレンジレシピ4選
ここでは、お手軽に作れるパン粥のアレンジレシピを4種類ご紹介します。体調が安定している時は、白い食パン以外にも全粒粉やライ麦パンを使うと、風味のバリエーションが広がり、栄養価のアップも期待できます。
【デザート系】ミルク&はちみつパン粥
自然な甘さで朝食やおやつにぴったり。小腹が空いた時や軽めの食事に向きます。
〈作り方〉
1.食パンを適切な大きさにちぎる。
2.鍋に牛乳を入れ、弱火で温めながら、ちぎったパンを加える。
3.パンがやわらかくなったら混ぜ、はちみつを加える。
4.皿に盛り、お好みでシナモンをふりかける。
【食事系】コンソメチーズパン粥
塩気と旨味があり、食事感のあるパン粥です。特に朝食や軽い昼食におすすめです。
〈作り方〉
1.食パンをちぎり、鍋で温めたコンソメスープに浸す。
2.パンがやわらかくなったら混ぜ、チーズを加えて溶かす。
3.なめらかになるまで混ぜ、皿に盛り付ける。
4.彩りとしてパセリを添える。
【食事系】やさしいおかゆ風パン粥
体調が優れない時に食べやすい、塩分控えめで消化にやさしいパン粥です。
〈作り方〉
1.食パンを小さくちぎる。
2.鍋に白湯または薄めの出汁を入れ、弱火で温めながらパンを加えて煮込む。
3.パンがやわらかくなったら軽く混ぜ、なめらかさを調整する。
※体調に合わせて、量や味の濃さを調整してください。味付けを控えめにすると、体調不良時でも食べやすくなります。
【その他】時短パン粥
忙しい朝や介護現場で手早く作れる、便利な時短レシピです。
〈作り方〉
1.耐熱容器にちぎった食パンと牛乳・スープなどの液体を入れる。
2.ふんわりラップをして電子レンジで加熱する。
3.軽く混ぜてなめらかさを調整する。
4.お好みのトッピングをして完成。
パン粥が余った時の保存方法
パン粥は、できたてが一番おいしく食べられますが、もし残ってしまった場合に備えて、保存方法を知っておくと便利です。
●冷蔵の場合
清潔な容器に入れてラップをし、当日中に食べきりましょう。
●冷凍の場合
1回分ずつ小分けにしてラップで包み、冷凍します。保存期間は1週間程度が目安です。食べる際は、鍋や電子レンジでしっかり加熱し、必要に応じて液体を足してなめらかさを調整しましょう。
●加熱のポイント
・鍋で加熱する場合は焦げないよう、混ぜながら温めます。
・電子レンジで加熱する場合は、全体が均一に温まるようにしましょう。
※保存期間はあくまで目安です。なるべく早めに召し上がることをおすすめします。
【まとめ】大人でもおいしいパン粥を活用しましょう!

パン粥は、胃腸にやさしく、栄養も補いやすい食事です。デザート系、食事系など、幅広く活用できます。パンの種類や浸す液、トッピングを工夫するだけで、毎日の食事に飽きることなく取り入れられるでしょう。
ご家庭での朝食や体調不良時、施設での介護食など、さまざまなシーンでパン粥は役立ちます。基本的な作り方とアレンジ方法を知り、やさしく食べやすいパン粥を日々の食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。
※記事中の写真は全てイメージです。
この記事の監修
栄養士
下口 貴正
長崎・福岡の病院厨房MG、本社勤務を経て、中四国エリア事業部長東海支店部長、京都支店長を歴任。
2013年よりベネッセパレット設立準備室へ異動し現在製造本部責任者として介護食・配食の製造に従事する。
長崎・福岡の病院厨房MG、本社勤務を経て、中四国エリア事業部長東海支店部長、京都支店長を歴任。
2013年よりベネッセパレット設立準備室へ異動し現在製造本部責任者として介護食・配食の製造に従事する。